2021.02.26

北の大地を駆ける4人のトレイルランナー

気がつけば自然と集まり、競い合い、幸せな時間を共有する4人の道産子ランナー。
ただ走る、ひたすら走る、その単純な運動の繰り返しの中で4人の絆が生まれ、今では何にも代えがたい瞬間になっている。

木村、高村、水澤、原田(写真左より)

「今日はスタート時間が遅いですね。」駐車場で4人が揃うなり、原田さんが言った。
いつもより少し遅い朝7:00スタートになった理由は、水澤が東川から来ることを貴子ちゃん(高村さん)が考えてくれたのだと思う。いつもなら、早朝5:00スタートが常である。
きっと、原田さんは5:00にスタートしたかったはずだ。

スタートしアイドリングが終わり4人の呼吸が整ったころ、貴子ちゃんに長野での練習はどう?と聞いた。「マオイの絶妙なアップダウンと追い込めるコースはなかなかないです」と返ってきた。このなじみのあるトレイルが、本州で働いている彼女がわざわざマオイにくる理由の一つなのかもしれない。木村さんは今一つ調子が悪いのか少し距離をとり後方をソロで走っている?その様子をみたマオイの主(勝手に自分たちが呼んでいるだけですが)である原田さんが「木村さん何しているんですか?せっかく貴子ちゃんが来ているんですよ。全然ダメじゃないですか」と、いつもながらの容赦ない一言。そんな一見厳しい言葉を原田さんに言われても木村さんは気にすることなくマイペースでマオイのトレイルを走る。さすが我らのキム兄だ。

コース中盤を過ぎると木村さんの調子も上がり、4人はいつのまにか無言でマオイをレース以上に速いペースで走っていた。レースより追い込むことができ、ワクワクを共有できる4人のトレイルセッション。あっという間の楽しい時間だった。

第8回スノーエンデュランスレース@カムイスキーリンクス

水澤レポート(YAMAtune大雪山店)
極寒の中スノーラン、スノーシューラン、スノーバイクの三種目で競われた「第8回スノーエンデュランスレース」スノーエンデュランスレースでは、走力はもちろん、不安定な足元をいかに攻略するかが勝負の行方を左右します。

◆5Kスノーラン
前日からの雪でコースは過去のスノーランニングレースで1番走りづらいコンディション。スタートからペースが速く厳しいレース展開だったが、後半粘る走りができ3位入賞することができました。真冬の中、短パンで走った効果があったと思いたい。

◆5Kスノーシューランカムイスキーリンクス
山頂をスタートし、フカフカの新雪の中をスノーシューで走るレース。2K地点くらいで先頭に出て新雪をラッセルしながら集団を引っ張っていたが、スノーランでのダメージもあり、後ろの2人のペースアップに対応することができなかった。その後は素晴らしい景色を見ながら、3位をキープしてフィニッシュ。

Check out ≪スノーエンデュランスレース 2021!≫

バランスをコントロールする「足裏と5本の指」を有効利用することができるYAMAtuneスパイダーアーチソックスは、雪を掴むように駆けあがり、絶妙なバランスで靴底を滑らせながら下ることができます。

足元の悪い冬道だけではなく、日々歩く通勤・通学路、散歩道でも、足裏と指から伝わる感覚を研ぎ澄ますことで体全体のバランスが整います。
普段、人が無意識で行う運動(歩く・走る)に一度意識を向けてみてはいかがでしょう。きっと、今までにない世界が見えてくるはず。

スキー場を見守るカムイスキーリンクス パトロール



普段のスキー場整備、レスキューを行うパトロール。このスノーエンデュランスレースでもコース整備から、安全確保に至るまで参加者を支えています。

スキーブーツを履きながら、傾いた斜面や、不安定な雪上で踏ん張りの利く、スパイダーアーチは、カムイスキーリンクスパトロールでも愛用されています。